多色木版画小品「桃花色」

個展終了から一週間経ってもなかなか疲れが抜けないし背中が突っ張るような違和感があると思っていたら、6月3日の夜右腹部と背中に発疹帯を発見、あくる日医者に診てもらうと「ヘルペス(帯状疱疹)ですな」とのこと、誘引は老化と疲労らしい。投薬を受けて休養すること数日、11日に再度受診をすると発疹の赤みはほとんど消えましたが、痛みが出るかもしれないとのことでした。個展の会期中、以前にイタリア語を一緒に勉強した友人が3人観に来てくれたました。イタリアを題材にした作品の前でいろいろ話しているうち、またイタリアへの思いが沸々と湧いてきましたので数年前の取材分をもとに作品を作りたいと思い始めました。ただ、体力がだいぶ落ちているので、まず小品をと思い表題の作品に取り掛かりました。7色4版でまとめ、今は2版を彫り終えたところです。完成したらこのページで見ていただきますが、とりあえず版下をアップします。

帯状疱疹が出てから三週間が経ちましたが、時々腹部や背中に「刺すような痛み」が走ります。少しずつですが版画にも取り組み、「桃花色」を刷り終えました。29日に教え子達の同窓会があるので、万葉集の大伴家持の短歌を添えて参加者にプレゼントしようと思っています。                        春の苑紅にほふ桃の花下照道に出で立つ娘子(おとめ) 大伴家持(万葉集第19・4139) 6月25日付記

 image size 11x10cm

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