多色木版画「七福神」左部分

関西国展の期間前から、来年1月末に開かれる「国画会京都・滋賀・奈良作家展」の出品作の下絵に取り掛かりました。版下をつくる時点で、横長の画面を3つの部分に分けて完成後つなぎ合わせることにしました。まず、左部分に取り掛かり、8月29日に版を彫り始め9月20日に刷り終わりました。今回の作品は横長の作品を作りたいという単純なキッカケで「七福神」という題材をおもいついたので、左部分は弁財天と毘沙門天がモティーフで特に制作意図や造形的な狙いはありませんが、結構手を焼いた作品です。 image size  60x45cm

 

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多色木版画「石長比売」

3年前から京都市美術館が改修のため、関西国展は今年も京都市美術館別館で開かれます。会期は8月20日から25日までの6日間です。多分、台風10号も過ぎ去った後になると思います。いくらか涼しくなっていればいいのですが、ご都合つけばご来場ご高覧ください。小生の出品作は今春国展に出品した「木花之佐久夜」の連作で「木花佐久夜毘売」の姉「石長比売」を題材にしました。古事記では醜い女性と書かれていますが、石長比売の内面を推し量って表現したつもりです。実物作品をご高覧いただければ幸甚です。 image  size  6ox90cm

 

多色木版画「紅にほふ桃の花」

関西ではやっと梅雨が明けたかと思ったら台風6号「ナーリー」が27日紀伊半島の南東部をかすめていきました。今日は曇り空なのにとても気温が高く、蒸し暑い日になりました。先日から取り組んでいた「元興寺地蔵会献灯の為の作品」が今日刷り上がりました。用いる和紙が薄いので例年は単色版画か単色版画に手彩色でしたが、今回は一部「彫り進み法」を用いて桃色と墨の2色で刷ってみました。8月23・24日の2日間なら町の元興寺で開かれますので、多くの方々の揮毫作とともに是非現物をご覧ください。

 image size 30×22,5cm

多色木版画(「雲龍富士」

7月になっても体調が回復しないまま今日は7月18日、アトリエには通っていますが長い時間制作や作業ができない日が続いています。1日に2時間余りの量を積み重ねて制作した作品を掲載します。まだ積極的に新しい考えをまとめるまで行きませんので、今まで制作してきた延長で「富士」に取り組んでみました。なんとか気分が上昇できることを願って龍を配してみました。 image size 22x40cm

多色木版画小品「桃花色」

個展終了から一週間経ってもなかなか疲れが抜けないし背中が突っ張るような違和感があると思っていたら、6月3日の夜右腹部と背中に発疹帯を発見、あくる日医者に診てもらうと「ヘルペス(帯状疱疹)ですな」とのこと、誘引は老化と疲労らしい。投薬を受けて休養すること数日、11日に再度受診をすると発疹の赤みはほとんど消えましたが、痛みが出るかもしれないとのことでした。個展の会期中、以前にイタリア語を一緒に勉強した友人が3人観に来てくれたました。イタリアを題材にした作品の前でいろいろ話しているうち、またイタリアへの思いが沸々と湧いてきましたので数年前の取材分をもとに作品を作りたいと思い始めました。ただ、体力がだいぶ落ちているので、まず小品をと思い表題の作品に取り掛かりました。7色4版でまとめ、今は2版を彫り終えたところです。完成したらこのページで見ていただきますが、とりあえず版下をアップします。

帯状疱疹が出てから三週間が経ちましたが、時々腹部や背中に「刺すような痛み」が走ります。少しずつですが版画にも取り組み、「桃花色」を刷り終えました。29日に教え子達の同窓会があるので、万葉集の大伴家持の短歌を添えて参加者にプレゼントしようと思っています。                        春の苑紅にほふ桃の花下照道に出で立つ娘子(おとめ) 大伴家持(万葉集第19・4139) 6月25日付記

 image size 11x10cm

続・前田政晴木版画展

近鉄百貨店奈良店5F美術画廊での個展も4日過ぎました。連日多くの方にご覧頂きとても有難く、お時間を割いておいでくださった方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。10年ぶりの個展ですので久しぶりにお顔を拝見した方も多くこれも嬉しい出来事です。あと3日の会期と、それからこれからも体調許す限り制作に、頑張りたいと思います。

多色木版画「雨過天晴」

元号が変わった5月1日、第93回国展の授賞式にプレゼンターとして出席するための上京しました。あいにくの曇り空で、東京に着く頃は雨が降って来て翌日の朝まで続きました。2日午後から日差しも出て来て夕刻の新幹線に乗る頃は気持ちの良い天気になりました。今まで新幹線の車窓から富士の姿をきれいに見た記憶がないので、「今日も雨上がりで雲に隠れているのだろう」と半ば諦めていましたが「新富士駅」に近づく頃から夕刻の富士がくっきりと姿を現したので感激、帰宅後その印象を木版画にしました。5月22日から始まる個展の作品は全て準備済みですが、この作品も展示作品に加えたいと思っております。

image size 22,5x30cm